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2013年6月28日 (金)

【東方導命樹】6面ボス(と中ボス)設定

✿ネタバレ注意✿

6面中ボス 念入りな念写記者

姫海棠はたて Himekaidou Hatate

鴉天狗/念写をする程度の能力

激写「スマートスポイラー」(EN)/激写「ライトニングスポイラー」(H)/連写「ドヤ顔ダブルスポイラー」(L)
幻写「ミミックギミック」(裏EN)/幻写「ミシックミミック」(裏HL)

彼女は新聞記者なのだが、外に出かける事は無かった…というのは過去の話で
現在は射命丸文の好敵手として取材に精を出したり、天夢の指示により導命樹哨戒の任に就いたりしている。

河童の最新技術の産物、念写が出来て面倒なフィルム巻きも必要無い彼女のカメラは
高性能ではあるが、幻想郷では未だ馴染みの薄い電気を動力とする所に大きな問題があった。
薄くて小型な今どきの最新機器は、その分まめに充電しなければ使い物にならなかったのである。

そして、激しい光を放つ導命樹には、何故か電気のエネルギーが満ち満ちていた。
取材活動と充電と一石三鳥。彼女にとってこれ程の幸運は無かっただろう。
そう、一石三鳥。ライバルである文は、少し前に守矢神社に急行する霊夢に轢かれているのだから。

6面ボス 平安の大怨霊

禍原  Magahara Mitama

神霊(元人間)/詩を詠む(死を呼ぶ)程度の能力

STAGE6 堕罪(導命樹深淵)
♪言霊の霊廟/♪天満たす御霊 ~ Lightning Word

分身「雷さまの悪戯心」(EN)/自演「古代日本三大怨霊」(H)/操演「禍原電樹手習鑑」(L)
自演「雷雨により遣唐使派遣不能」(EN)/元祖「弘安の真風」(H)/禍符「天人の奇跡」(L)
雷矢「天満宮弓始神事」(EN)/魔弾「鬼芳香弓」(H)/借物「源三位頼政の弓」(L)
雷調「サンダーバード」(EN)/鵲橋「イナズマレイヴン」(H)/虹橋「イザヴェルへの道」(L)
大雷火「末法平安京」(ENH)/大神雷「黄泉津八雷」(L)
「ミンストレルパワープラント」(EN)/「生命の樹」(H)/「生命を導く無限光」(L)
「命を奪う樹」(裏EN)/「反転無限光」(裏HL)

神奈子による新たなエネルギー革命計画の為、今回外界から招かれた神様であり
サラカが狙う「理を無視して生きる魂」の正体であり、天夢と同様に悪霊化した元人間であり
飛梅の樹の主――より正確には、死後に稼いだ莫大な信仰により、悪霊から神霊となった人間である。
一度は政敵に貶められて非業の死を遂げるが、凄まじい怨霊と化して落雷と疫病を振り撒き
それを鎮める為に神格化されたという伝説は、賢明な諸氏ならば既に少なからず知っている所であろう。

雷神とも呼ばれる彼女は、人間だった頃から既にその力を宿していた。否、それは神などではなく
都の民衆を脅かしていた鬼の力である。平安京においては、鬼と人との結びつきは現在よりも遙かに強い物だった。
人間の欲はいつの時代も変わらぬもの。数百年前に豊聡耳神子が追い求めた道教は既に忘れられていたが
支配者達にとって、鬼の力はその代わりとでも言うべき物として映った。

聡明な命廟はすぐに神子と同じ結論に達した。国を動かす者全てがこのような超人的な力を持っては
天(政治)が乱れるは必定。そう、人の道を踏み越えた力を持つのは本当に選ばれし者だけでなければいけない。
彼女は頭は切れるが不器用であった。不器用であったが故に、心も鬼にせざるを得なかった。
そして、鬼の力に手を染めた友人や師を、政界に蔓延する「鬼」を人知れず闇に消して行った。
後世には詩聖とも呼ばれる程、漢詩や和歌にも通じていた命廟は
師の詠んだ歌の内容に、背後の鬼の存在をすぐさま見抜いたのである。
正道から外れた謀略を鬼道と呼ぶ事があるが、それはこのエピソードに基づいているとも言われる。
(民明書房刊 『リサイクルされた東方神霊廟釣り計画』より抜粋)
後に無実の罪で左遷を言い渡される時、彼女は一言の弁解も許されなかったとされているが、これは
そうした今までの行為への罪悪感から、敢えて弁明せず汚名を被るという、彼女なりの贖罪であった。

その後は我々の知る通りで、思いがけずして人々によく知られ親しまれる神様になったわけだが、やはり元は学者。
好奇心と探求心に満ちる彼女には、神奈子の話した幻想郷は非常に興味深いものとして映った。
こうして幻想郷を訪れ、思いがけずかつて自宅にあった梅の樹――八重咲杏と再会を果たす。
そして彼女を太宰府へ連れて帰りたいと考えた事から、今回の異変が始まったのだ。

神様と言っても能力はピンキリであるし、出来る事も皆同じではない。
命廟は雷の力を行使する事こそ出来るが、巨木を一瞬にして空間転移させるような魔法的な力は使えなかった。
そこで立てた作戦が、必要なエネルギーが膨大過ぎて、実用化出来ずに忘れられた「ワープ理論」である。
自身の発する莫大な電力に加え、水力発電タービン、太陽光発電パネルといった、
天夢が予め部下に集めさせておいた機械部品を補助動力として樹に組み込み
ワープに必要な電力を生み出そうとした。それが樹の発光の正体だった。

高く飛ぶ鳥は落とされる。分不相応な力は我が身を滅ぼす。
結局の所、こうして花鳥風月を愛する命廟は生粋の詩人であり、支配者としては優し過ぎた。
だが、今なお全国に広がり親しまれている「天神様」信仰は、彼女のそんな一面に由来するのかも知れない。

【wikipedia先生による元ネタ解説】
日本語 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E5%8E%9F%E9%81%93%E7%9C%9F
English http://en.wikipedia.org/wiki/Sugawara_no_Michizane

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コメント

偶然にも輝針城のEXボスが菅原道真と関わりのある人物なようで
これを期に二次創作、というより三次創作で二人を絡ませたネタが増え…るといいなぁ

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